自然言語処理と神経生理計測を融合した言語の神経計算モデルの構築と検証

A03自然言語処理と神経生理計測を融合した言語の神経計算モデルの構築と検証

 言語を対象とする人工知能研究である自然言語処理と言語を対象とする脳科学研究である言語神経生物学の間には乖離が指摘されてきました。自然言語処理では、ディープラーニング技術の恩恵を受けて、言語の計算基盤が開発されてきましたが、「その計算基盤が、どのように脳内で実現されているのか」という観点が見過ごされてきました。一方、言語神経生物学では、イメージング技術の恩恵を受けて、言語の神経基盤が解明されてきましたが、「その神経基盤が、どのような計算過程によって支えられているのか」という視点が見落とされてきました。しかしながら、これら計算・神経基盤は独立して発展してきたにも関わらず、モジュールから成るネットワークを形成しているという点で酷似しており、両者の融合が望まれます。そこで、本研究では、オートマトンおよびニューラルネットワークに基づく神経計算モデルを構築し、「脳磁図」(magnetoencephalography, MEG)および「皮質脳波」(electrocorticography, ECoG)を組み合わせた神経活動データで検証することで、言語の計算・神経基盤を解明することを目的とします。

研究者リスト

  • 大関 洋平

    Project Leader

    大関 洋平

    東京大学

    講師

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  • 井上 貴文

    Collaborator

    井上 貴文

    早稲田大学

    教授

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  • 大須 理英子

    Collaborator

    大須 理英子

    早稲田大学

    教授

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  • 村田 昇

    Collaborator

    村田 昇

    早稲田大学

    教授

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  • 酒井 弘

    Collaborator

    酒井 弘

    早稲田大学

    教授

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  • John Hale

    Collaborator

    John Hale

    University of Georgia

    Professor

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